松陽高校PTAホームページは、今年2月にリニューアルしました。
この機会に、これまでのPTAホームページの変遷を、前後編で振り返ります。
1. 松陽高校PTAホームページの始まり
松陽高校PTAのホームページ検討は、2005年度に始まり、2006年度にはホームページ委員会が発足しています。この年度にPTAのホームページが開設されたようで、2007年6月の広報紙からホームページアドレスが掲載されています。この時点では現在とは異なるアドレスです。
2008年度には、PTAでレンタルサーバーを契約し、現在の独自ドメインを取得しています。
以下は2009年度のホームページです。(次のリニューアルの直前である、2010年1月時点を復元)

※ この記事での「復元」とは、保存されていたデータから表示させたことを意味し、細かい点は当時とは異なる場合があります。
一方、この後出てくる「画面保存」とは、その当時に画面のデータ(スクリーンショット)を保存してあったもので、当時の画面そのものとなります。
PTAの役員会・各委員会の活動紹介、ボランティア募集、学校生活紹介、行事予定表という、基本的な構成が備えられています。
このホームページの更新には、HTMLの知識、または何らかの有償のホームページ編集ツールの使用が必要でした。
HTMLはインターネットで公開されている無償の教科書もあり、少し基本的なことを読めばすぐに使えますので、「日曜ホームページ作家」はたくさんいらっしゃいます。ただし、高校のPTAにとっては、ホームページ作成のハードルが低いとは言えません。
2009年度のホームページ委員会には「日曜ホームページ作家」が2人いました。ここでは、PTA委員がもっと簡単に記事を作ることができるページを目指すことが発案され、再度のホームページのリニューアルに取り組みました。
2. ブログを取り入れたリニューアル
準備を重ねた新しいホームページは、平成22年2月22日(2010年)にオープンしました。
ここでの大きな特徴は、ブログを取り入れたことです。


トップページからはすぐにはわかりませんが、「はりきるPTA」と「がんばれ松陽生」(後に「松陽写真館」に改名)の2つはブログで、ボタンで選択するとフレーム内にブログの記事を表示します。これが、ホームページの主要部分を担うようになりました。

このブログ部分は、レンタルサーバーの無料オプションを使っています。
ブログには編集用画面が用意されていてワープロのように編集できます。それだけでなく、ブログのもっと大きな特徴は、メール投稿ができることです。メールの件名にタイトル、本文に記事、添付ファイルに掲載する写真を設定することで、だれでも簡単にブログの記事をインターネットに投稿できます。
ITに詳しくない方でも、日常的に写真付きメールを送る時代になっていたので、ブログの採用は、PTA委員による自主運営の一つの重要なポイントだと思います。
2010年4月時点のページを復元しましたので、あわせてご覧ください。
ただ、個人ではなくPTAという組織のホームページなので、掲載記事のチェック体制は必要です。
また、メール投稿の記事は、「写真は記事の中に挿入せず後にまとめて並べる」という形しかできません。写真を記事の中に配置したり、写真ごとに説明をつけるには、編集ツールを使う必要があります。
このため、パスワード付きのブログを別に設け、ホームページ委員たちはそちらにメール投稿やブログ編集をし、PTA会長やホームページ委員長、担当教員(各委員会からの執筆の場合はその委員会内も)のチェックを経て公開ブログに転載する運用を取っています。これは、形が変わっても現在でも継続している運用です。
ブログの導入で、PTAホームページの主要記事の更新は簡単に行えるようになりました。
メニューや固定的な情報のページは、内容が頻繁に変わるものではありませんので、最初の作成時は「日曜ホームページ作家」が頑張って作っていますが、その後は更新はあまり必要ありません。よって、かなりの部分の更新は簡単にできるようになりました。
一方、トップページでの記事更新のお知らせやTOPICS(話題の記事紹介等)は、ブログ記事更新のタイミングで更新が必要ですが、HTML編集であり、「日曜ホームページ作家」が修正する必要がありました。
39期に子どもが入学した筆者は、この直後の2010年6月ごろから、ボランティアとしてPTAホームページ委員会に参加し始めました。

その後下の子が42期として入学し、筆者自身は6年間PTAホームページに関わらせていただくことになりました。
(後編に続く)